過去Top絵・記念絵などなど。
赤茶けた地肌と、罅割れた岸壁が広がる荒野の中、乾いた風が砂塵を巻き上げて吹き抜ける。
視界に映る地平を遮るかのように彼らを取り囲む黒い影は、ざっと見渡しても四ケタは下らないものと思われた。
「ふぇー。よくまあこんだけ集まってきたよな」
煤けた顔を手の甲で軽く拭いながら、それでも口にする言葉は緊張感とは無縁のものだ。
「まったく、雑魚が使う常套手段とはいえ、飽きずによくやるもんだ」
隣で呆れたように呟く声も、あくまで冷静に徹しているものの、危機感めいた色は微塵もない。
それまでにも相当数の敵を倒し、消滅させてきた二人だったが、後から後から沸いてくる勢力に、流石に少々体力が削られ始めていた。
とはいえ、まだ大して本気を出していない彼らにとっては、同じレベルの敵がどれだけいようと、さして問題になるほどではなく。
「やれるか? ベジータ」
「当たり前だ。貴様こそモタモタしてないで、さっさと片付けろよ。でないと後が面倒だ」
「はは、ちげえねぇ」
隣り合って交わす言葉も、互いの力を十分に知っているからこそ通じ合える軽い口調で。
「こんなところでこれ以上足止めされるのは時間の無駄だ。オレは右側の奴らを片付ける。おまえは反対側の連中を何とかしろ」
「ああ、わかった。早くここを抜けて先に行かねえとな」
視界を埋め尽くす黒い影と、それらが響かせる機械音が漣のように彼らを取り囲む。
だが、圧倒的劣勢にも見える状況の中、不敵に微笑む視線に畏れなど微塵もなく。
「いくぜ」
「ああ」
それ以上の言葉は無用だった。ただ、互いの尾の先がぴしりと触れた音だけが、誰も立ち入ることの出来ない領域で高まり、共鳴する闘志を確かめ合うかのように、小さく響いた。
なーんつってな!
はーいお粗末様でしたーーー(脱兎)
あーこっぱづかしいなぁもう!
上はトップ掲載時に日記に勢いで載せてた駄文だったり。
どうやらこんなイメージで描いてたらしいです(笑)
S4カカベジはとにかく愛コンタクトの以心伝心って印象があんだよな^^
何いちゃついてんだおまえら、と突っ込みたくなります。
まぁそれが魅力のひとつでもあるんですが^^
これの元絵はラフだけ先に描いてあって、その後なぜか放置していて一年以上経ってから改めてペン入れしたもの。
雰囲気は気に入ってたのでちゃんと描けてよかったっす。
ちなみにこのイラスト、諸事情により一週間くらいしかトップにいませんでした。
なので見た方意外と少ないかもしれません。ある意味幻のトップ絵だったかも^^
それにしてもサイズでけえな! 容量重くてすみませんm(__)m
Pictへ
トップへ